皆様お世話になっております!大阪難波で活動しています hang out gymトレーナーの大島です!
筋トレ(筋力トレーニング)は、免疫力に対していくつかのポジティブな影響を与えることが知られています!以下にその主な関係性を説明していきます!
目次
1. 炎症の抑制
炎症性サイトカインと抗炎症性サイトカイン:
- 筋トレは体内の炎症性サイトカイン(IL-6、TNF-α、IL-1βなど)の生成を減少させることができます。これらのサイトカインは、慢性的な炎症を引き起こす要因となります。
- 一方、筋トレは抗炎症性サイトカイン(IL-10など)の生成を促進します。これにより、全体的な炎症レベルが低下し、免疫システムの過剰反応を抑えることができます。
2. 免疫細胞の活性化
免疫細胞の種類と機能:
- 筋トレは白血球(好中球、リンパ球、単球など)の数を一時的に増加させます。これにより、感染症に対する防御力が強化されます。
- 筋トレ後に増加する免疫細胞は、体内の病原体を迅速に認識し、排除する能力を高めます。特に、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)やT細胞の活動が活発化します。
3. ストレスホルモンの調整
コルチゾールの役割:
- コルチゾールはストレス応答に関与するホルモンで、長期的な高レベルのコルチゾールは免疫力を低下させます。
- 適度な筋トレは、コルチゾールのレベルを適切に調整し、ストレスを軽減します。これにより、免疫システムが正常に機能する環境が整います。
4. 睡眠の質の向上
睡眠と免疫:
- 良質な睡眠は免疫機能の維持と向上に不可欠です。睡眠中に体は修復と再生を行い、免疫細胞の生成と活性化が促進されます。
- 筋トレは、深い睡眠(ノンレム睡眠)の時間を増やし、全体的な睡眠の質を向上させる効果があります。
5. 肥満防止
肥満と免疫:
- 肥満は慢性的な低度の炎症状態を引き起こし、免疫システムを弱体化させます。
- 筋トレは体脂肪を減少させ、筋肉量を増加させることで、健康的な体重を維持します。これにより、炎症が減少し、免疫力が向上します。
6. メンタルヘルスの改善
精神状態と免疫:
- ストレスや不安は免疫機能に悪影響を及ぼします。筋トレはエンドルフィンの分泌を促進し、気分を高揚させ、ストレスを軽減します。
- ポジティブな精神状態は、免疫細胞の機能を向上させ、感染症に対する抵抗力を高めます。
7. その他の効果
骨密度の向上と免疫:
- 筋トレは骨密度を向上させ、骨の健康を維持します。骨髄は血液細胞(赤血球、白血球、血小板)の生成に重要な役割を果たします。
循環系の改善:
- 筋トレは心血管系の健康を促進し、血液循環を改善します。良好な血液循環は免疫細胞を全身に効果的に分配し、感染症のリスクを低減します。
適度な運動の重要性
過度な運動は、逆に免疫力を低下させる可能性があるため、バランスが重要です。オーバートレーニング症候群(OTS)を避けるためには、適度な運動と十分な休息が必要になってきます
筋トレを取り入れることで、これらのさまざまな要因を通じて免疫力を向上させることができます。ただし、全体的な健康を維持するためには、バランスの取れた食事、十分な睡眠、ストレス管理も重要ですので何事も「やりすぎ」は注意ですね!